Cash Voltをデモ版で無料プレイ Red Tiger Gaming提供

『Cash Volt』のレビュー

テーマとストーリー

『Cash Volt』は、昔ながらのスロットマシンのイメージを、レトロなテレビ番組のスコアボードを彷彿させるデザインへと変身させました。照明や配色、各種メーターやボタンの配置は、『Who Wants To Be A Millionaire（クイズミリオネア）』や『Mastermind（マスターマインド）』といった番組を連想させます。でも、なんだかビリリとしますが。

スロットのゲームシステムはこれらテレビ番組とは全く違うのですが、このスタイル自体はとてもよくできています。そんな２つのコンセプトがぶつかりあっています。

グラフィック、サウンド、アニメーション

グラフィックは十分綺麗です。背景やシンボルは複雑なものではありませんが、アーティストがリアリティあるデザインに仕上げています。

アニメーションは単調です。想像力に欠けますが、アニメーターの実力は十分に発揮されているのではないでしょうか。

『Cash Volt』では、70年代の雰囲気が溢れるファンキーなディスコサウンドトラックが使用されていますが、現代に合わせてアップデートされています。ウィンサウンドとスピンサウンドは基本的なものですが、全体のトーンと調和しています。火花が散る電気のビリリとしたサウンドはテーマに沿っています。

ゲームプレイ

『Cash Volt』は、ベースゲームではウィンラインが20通りの、5×3リールスロットです。まあ、特筆すべきことのない平凡なスロットです。「電気が走るほど」の驚きはありません。

ゲームプレイのクセのほとんどが、キャッシュボルトボーナス（詳細は後述）にあります。バラエティに富んでいて、テンポよくゲームをプレイできます。

ワイルド、ボーナス、フリースピン

『Cash Volt』には、ワイルドシンボルも一般的なボーナスもありません。スキャッターはありますが。

リールのどこにでも6つ以上のスキャッターを止めると、プレイヤーのスピン毎ベット額の倍額を賞金として獲得できます。スキャッターの数が多ければ多いほど、獲得賞金は増加します。6つでスピン毎ベット額の5倍、7つでスピン毎ベット額の15倍の賞金を獲得できます。一方、リール上の15個のスポットをすべてスキャッターシンボルで満たしたラッキーなプレイヤーは、2,500倍の賞金を獲得することができます。

フリースピンはないので、スキャッターの賞金がこのゲームのボーナスのようなものです。

ベットサイズ、RTP、変動率

このゲームのRTPは95.71%であり、業界平均基準の約96％を若干下回っています。

CasinoGuruが検証したサイトのベット範囲は、1スピンあたりの最低ベット額$/£/€0.20から、1スピンあたりの最高ベット額$/£/€20.00までとなっています。

このゲームの変動率は中程度であり、 Casino Guruがおすすめするスロット攻略法との相性は微妙です。弊社がおすすめするスロット攻略法は、変動率が高ければ高いほど効果的です。

まとめ

一般的に、還元率が低いことはスロットにとって悪いニュースであり、『Cash Volt』はビジュアル面が優れていますが、4.29%分の損失をカバーできるものではありません。

ボーナスとゲームプレイも普通かつ単調です。出来はまあまあなのですが、このスロットの欠点をカバーできる魅力がありません。

本作は強くおすすめいたしません。