Mustang Moneyをデモ版で無料プレイ Ainsworth提供

『Mustang Money』のレビュー

テーマとストーリー

アメリカ西部の荒野はスロットのテーマとしてはありふれています。だとすると、差別化のためには何か面白いことをする必要があります。ですが、『Mustang Money』は何もしませんでした。

サボテン、ネオンに輝く馬、モニュメントバレーの荒れた風景、コピペ感漂うエースからジャックのシンボルが並びます。

Ainsworth社の 『Mustang Money』は製作努力が不十分であるため不合格といったところでしょう。

グラフィック、サウンド、アニメーション

テーマに独創性がないことに加えて、『Mustang Money』におけるそのテーマ表現は酷いものとなっています。スロット全体が汚くケバケバした赤色やオレンジ色でデザインされており、表現しようとしているであろう砂漠の夕日ではなく、凝固した血液を彷彿させています。

サウンドエフェクトも安い作りの馬の足音や雌馬の狼狽えた鳴き声となっています。気高きマスタングを彷彿とさせることは決してありません。背景音楽もありません。

アニメーションに関しても、安い作りの角張ったウィンライン以外はほとんどモーションがなく、災厄とも呼べるゲーム体験を仕上げてきます。

ゲームプレイ

『Mustang Money』は5×3のスロットです。ウィンラインは100本と非常に多く、5×3のスロットでは、シンボルが３つ揃っただけでも、一度に3本か4本のウィンラインが発生します。

ウィン回数が少なくとも賞金が高い場合と比べても、どちらが良いかははっきりとしません。ですが、Casino Guruおすすめのスロット攻略法で重要な変動率が低下することはありません。

シンプルなフリースピンボーナスを搭載していますが、ギャンブル機能は搭載しておりません。ですから、どの観点においても単純なゲームとなっています。

ワイルド、ボーナス、フリースピン

ワイルドシンボルはスキャッターシンボル以外のどのシンボルの代わりになり、右端３本のリールにしか出現しません。

スキャッターシンボルが3つ以上出揃うと、10回分のフリースピンボーナスが発動します。

フリースピン中は、 追加のマルチプライヤーワイルドが出現するようになります。これらは2番目と4番目のリールにのみ出現します。マルチプライヤーはランダムに決まります。2番目のリールでは1倍か2倍のどちらか。4番目のリールでは1倍から5倍のどれかになります。

フリースピンは再度発動します。

ベットサイズ、RTP、変動率

このゲームのRTPは94.38%であり、業界平均基準の約96％を大きく下回っています。『Mustang Money』が抱えるその他の問題を全て無視しても、ここまで低い還元率はそれだけでおすすめの枠から外れます。

CasinoGuruが検証したサイトのベット範囲は、ウィンライン100本でプレイすると1スピンあたりの最低ベット額$/£/€1.00から、最高ベット額$/£/€100.00まででした。低いベット金額で楽しむプレイヤーにとっては、この最低ベット額はかなり高く、低くしようとするとウィンライン数を減らすことを余儀なくされます。

このゲームの変動率（ボラティリティ）は中から高程度で、還元率がこれほど低くなければ、 Casino Guruがおすすめするスロット攻略法に合うのですが…弊社がおすすめするスロット戦略は、変動率が高いほど効果的です。

まとめ

『Mustang Money』はビジュアル面が滅茶苦茶です。最低最悪だとは言いませんが、なかなか酷い出来であるのは確かで、テーマに合っていません。

問題はそこから一切の巻き返しがないことです。ゲームプレイは必要最低限で面白味に欠け、最低ベット金額も以上に高く設定されています。ボーナスも特にこれといったことはなく、変動率も悪くはありませんがギリギリ許容範囲といったところです。

で、還元率です。94.38%は本当に低過ぎます。96%未満はただ低いだけで済みます。ですが、95%未満は嫌がらせとしか言いようがありません。プレイするのは避けましょう。