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『KISS』のレビュー

テーマとストーリー

本作のテーマは悪名高き70年代のバンド『KISS』です。

スプラッターなフェイスペイントにあの長く伸びた舌、本作にはロックンロールのスピリットが流れています。

荒々しい野生味溢れるロックな表現をもって、紛れもないKISSのスタイルが本作に垣間見れます。華やかだが恐ろしいあのセンスに、ファンは懐かしさを覚えるでしょう。

プレイヤーは金属で縁取られた舞台のようなリールセットを目にすることになります。ただ眺めているだけでなく、スピンのたびに演奏が始まります。

グラフィック、サウンド、アニメーション

このゲームのロックなサウンドトラックはスピン時にのみ流れるため、飽きることはありません。賞金獲得時には、軽快なミニギターソロが流れます。しかし、音楽が特定のアクションと不一致なこともあり、雰囲気を損なっています。

KISSのような臨場感あふれるサウンドではありませんが、ゲームプレイに明るさをもたらしています。

光り輝く文字や、バンドメンバーの顔が描かれたものなど、さまざまなシンボルがあります。リールがステージで、バンドがシンボルとして演奏しているような感覚になります。

暗い背景はコンサートのような雰囲気で、ネオンに光るサインをうまく引き立てています。

ゲームプレイ

本作にはリールが2セットあります。メインリールは5x4マスです。一方、コロッサルリールは5x11マスです。

合計でウィンラインは100本です。プレイヤーは、複数のペイラインの合計分の賞金を得ることができます。

プレイヤーの合計ベット額は、すべてのアクティブなペイラインに均等に配分されます。

ウィンラインは左から右へと形成され、隣接するリール上である必要があります。リールセットを跨いでウィンラインが形成されることはありません。

プレイヤーは、各リールセット上におけるウィニングコンビネーションごとの最高金額の賞金のみを獲得することができます。

ワイルド、ボーナス、フリースピン

ワイルドシンボルはフィーチャーシンボル以外のどのシンボルの代わりになります。

第1、第3、第5メインリールと第1、第3、第5コロッサルリールにのみ、フィーチャーシンボルは止まります。

フリースピン機能は、リール3つ以上のフィーチャーシンボルが止まった場合に発動します。

• フィーチャーシンボル3つ：フリースピン8回+合計ベット金額2倍のマルチプライヤー
• フィーチャーシンボル4つ：フリースピン12回+合計ベット金額5倍のマルチプライヤー
• フィーチャーシンボル5つ以上：フリースピン20回+合計ベット金額20倍のマルチプライヤー

フリースピン機能では、メインリールセットのリールに1つ以上のワイルドシンボルが塊で止まると、残りのワイルドシンボルが所定の位置に落下します。これにより、そのリールの残り4つのポジションがすべてワイルドになります。その後、ワイルドがコロッサルリールセットに移動します。つまり、対応したリールがワイルドとなります。

フリースピン機能発動時は、リールの組が交互に使用されます　。

ベットサイズ、RTP、変動率

このゲームのRTPは95.94%であり、業界平均基準の約96％とほとんど同値です。

CasinoGuruが検証したサイトのベット範囲は、1スピンあたりの最低ベット額$/£/€0.10から、最高ベット額$/£/€500.00まででした。ベットサイズの調整はかなり面倒で、小刻みに手動で行わなければなりません。ハイローラーの方は特にイライラするかもしれませんね。

このゲームの変動率は高く、弊社がおすすめするスロット攻略法にピッタリです。Casino Guruがおすすめするスロット攻略法は、変動率が高いほど効果的です。

まとめ

平均的還元率と高変動率を備え、ロックをテーマにした本作はおすすめしません。

ノスタルジックなロックンロールがテーマで、ある程度数字面も良いため、ほとんどのプレイヤーはこのWMS社製のゲームを一度はプレイしようと思うことでしょう。

しかし、ベットサイズの調整や音楽のタイミングなど、いくつかのデザイン上の問題が非常に魅力的なスロットになるはずだったものを台無しにしています。