Eye of Horus Megawaysをデモ版で無料プレイ Blueprint Gaming提供

『Eye of Horus Megaways』のレビュー

テーマとストーリー

本作は、ヒエログリフと薄暗い寺院を設定にし、他の古代エジプトテーマのスロットと同様に、平凡で味気のないスロットになっています。

目新しさはほとんどありません。墓荒らしのテーマもありきたりですし、ヒエログリフのデザインにも工夫は見られません。それどころか、エジプトテーマのスロットにある面白さの多くを失っているようにも思えます。

古代エジプトのように何度も使われているテーマの場合、何かしら突出してないといけません。少なくとも、『Eye of Horus Megaways』よりは。

グラフィック、サウンド、アニメーション

Megawaysシステムのライセンスを取得しているメーカーにしては珍しく、このスロットのグラフィックはあまり印象的なものではありません。エジプトのイメージを再現はしているのですが、とにかく想像力に欠けています。

アニメーションは全く問題ありませんが、絢爛さと個性がありません。これはサウンドトラックに関しても同じです。ウィンやスピンの音は、他のBluePrint Gaming社のスロットから流用されたもので、雰囲気やスタイルが全くありません。

テーマによっては問題ないのですが、古代エジプトのスロットでは、ゲームのトーンとの相性が悪く、プレイヤーを混乱させることになります。

ゲームプレイ

MegawaysシステムはBig Time Gaming社が作成したものです。このシステムは、各リールのシンボルの数をスピンごとにランダム化します。また、このゲームでは、マッチしたシンボルがリールのどこに配置されているかに関係なく、第1リールから左から右に向かってウィンラインが形成される「Any way wins」システムを採用しています。

スピンによって、形成されるウィンラインの数が変動するのです。ただし、最小の64本（1リールに2個のシンボルずつ）から最大の15,625個（1リールに5個のシンボルずつ）の間の数に収まります。

フリースピンボーナスには、楽しい「アップグレード機能」が搭載されています（詳細は以下をご覧ください）。このスロットの多くの欠点を補うぐらい、質の高いゲーム性が実現されています。

ワイルド、ボーナス、フリースピン

ワイルドシンボルはスキャッターシンボル以外の全てのシンボルの代わりになります。ワイルドが止まると、リール全体に拡張します。

スキャッターシンボルが3つ以上出揃うと12回のフリースピンボーナスが付与されます。

フリースピン中、止まったワイルドごとに、残りのスピンへアップグレードタブレットが追加されます。1つ目のアップグレードタブレットでは、最低配当のシンボルがすべて2番目に低い配当のシンボルに変わります。2回目のアップグレードでは、シンボルがすべて3番目に低い配当のシンボルにアップグレードされます。順々にこれが続きます。

さらに、止まったワイルドシンボルごとに、スピンが追加されます。ワイルドシンボル1つで、フリースピン1回。ワイルドシンボル2つで、フリースピン3回。ワイルドシンボル3つで、フリースピン5回。そして、ワイルドシンボル4つで、フリースピン7回分付与されます。

ベットサイズ、RTP、変動率

このゲームのRTPは95.49％であり、業界平均基準の約96％を若干下回っています。

CasinoGuruが検証したサイトのベット範囲は、1スピンあたりの最低ベット額$/£/€0.10から、最高ベット額$/£/€10.00まででした。

このゲームの変動率は中程度であり、 Casino Guruがおすすめするスロット攻略法との相性は悪くなっています。弊社がおすすめするスロット攻略法は、変動率が高いほど効果的です。還元率の低さも相まって、弊社としてはおすすめできません。

まとめ

味気のないテーマとビジュアル、流用した効果音やアニメーション、このスロットの魅力がプレイヤーに伝わることはないでしょう。そして、低い還元率と中程度の変動率が、このスロットを埋葬へと導きます。

確かなゲーム性と優れたボーナスゲームがあっても、こうした問題点を補うことはできません。

弊社としてはおすすめしませんが、どうやら人気はあるようです。ですから、最終的には人の好みではあります。