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『Demi Gods II』スロットレビュー

テーマとストーリー

『Demi Gods II』は、古代ギリシャ神話をテーマにした数あるスロットの1つです。タイトルとは裏腹に、登場キャラクターの大半が半神ではなく正神です。それでも設定の面白さは負けていません。

ベースゲームは曇り空で、すべてボーナスは黄泉の国からオリンパス山まで、よりエキゾチックな世界観で楽しめます。ゼウスとアレス、その他の神々が描かれており、ワイルドシンボルにはヘルメスの翼のあるサンダルが登場します。

魅力的な舞台が見事に表現されています。

グラフィック、サウンド、アニメーション

並外れたビジュアル力で表現されています。「A」から「9」のシンボルがリール上によく出現しますが、大当たりはいわゆる 高配当シンボルが決め手となります。ハイシンボルは、各リール上にスタックされます。スタックされることによって、各高配当シンボルがフル尺で全長に表示されます。

グラフィックも魅力的で、定番アレンジにひねりを加えたような印象もあります。

さらに多彩なアニメーションも楽しめます。フリースピンシンボルが落下するとリールが回転しながら燃え上がり、画面上方からグラフィックが3Dで落下します。背景までもがフルパララックスアニメーションで表現されています。

音楽はアンビエントドラムで、ずっとループしても気にならない程度の背景音です。シンボルやキャラクターが発する音にも、工夫が凝らされています。

デザインにはとことんこだわっている作品です。

ゲームプレイ

ゲームプレイもスピード感と変化に富んでいます。5つのリールに50本のウィンラインがあり、ランダムなチャンス(マルチプライヤーシンボルなど)があるため、楽しさも倍増します。

ボーナス(詳細は下記参照)も数種類あり、ゲームがさらに盛り上がる要素となっています。

全体的に、クオリティーが高いゲームプレイを備えたスロットです。

ワイルド、ボーナス、フリースピン

『Demi Gods II』の目玉ボーナスは、フリースピンジャーニー機能です。フリースピンシンボルを3つ以上揃えると、フリースピンが発生します。

フリースピンジャーニー機能には4つのステージがあり、この機能が発動するたびに次のステージに進みます。

最初の「ハーデス」では、勝利するたびにリスピンが発生します。1つのリールの全シンボルが右に移動し、新しく1番目のリールが回転する仕組みとなっています。これで再び勝利した場合、リトリガーできます。

第2ステージはアフロディーテの東屋で、5回のフリースピンをゲットできます。最初のスピンでは1番目のリール全体がワイルドになり、2回目のスピンでは、ワイルドリールが2番目のリールに移動し、最終リールまで同様に繰り返されます。

フリースピンが3回目に発動すると、アレスの要塞に進みます。この機能では全てのワイルドが拡張し、リールいっぱいに埋め尽くします。

第4&最終ステージでは、ゼウスが毎回のスピンで4〜7個のワイルドシンボルを付与します。さらに高配当シンボルはすべて削除され、勝率が高くなります（ただし、当選した場合の1ラインあたりの平均獲得額は低くなります）。

また、そのスピンで獲得した賞金に適用されるマルチプライヤーを付与する勝利マルチプライヤーもあります。

通常のワイルドシンボルがあり、勝利マルチプライヤーとフリースピンシンボル以外のすべてのシンボルの代用としてプレイすることができます。5つ揃うと1回のスピンでベット額の150倍の配当が支払われます。

ベットサイズ、RTP、変動率

5%がハウスエッジで95%が還元率という点では、弊社の基準である業界平均の96%を大きく下回っています。プレイヤーへの還元率の低さは確実にマイナスポイントですね。

50本の固定ウィンラインを持つスロットのため、検証したサイトの最小ベットは1スピンあたり€/£/$0.50、最大ベットは1スピンあたり€/£/$500と非常に高額ベットでした。

このゲームは中～低程度の変動率です。つまり勝つ頻度は多いのですが、勝ったとしても比較的少額の配当です。

まとめ

ゲームデザインはとても美しく仕上がっているので、弊社としても100%おすすめと言えないのが残念です。ハウスエッジが高すぎるのはマイナスポイントです。

ただスペック面を特に気にしないのであれば、試してみてもいいかもしれません。