『The Book of Ra』のレビュー

テ―マとストーリー

『The Book of Ra』はエジプトでの冒険をテーマにしていますが、本タイトルにおける帽子が良く似合う冒険家はインディジョーンズに良く似た著作権スレスレの男性です。従来のAから10までのシンボルに加えて、サルコファガスやスカラベのシンボルが使用されています。

このスロットにピッタリなヒエログリフデザインを気に入ってただけるのであれば、このエジプトテーマをお楽しみいただけると思います。アイコンはリール上のシンボルとしてかなり上手くデザインされています。

ミイラの財宝を盗みたくない人はいないでしょう。『Book of Ra』で連続ウィンを決めて、財宝をゲットしましょう。

グラフィック、サウンド、アニメーション

グラフィックは少し時代を感じさせはしますが、解像度は高いので綺麗なものに仕上がっています。一方で、全体的なスタイルは安く感じられます。グラフィックがマシな類似ゲームをお探しなのであれば、グラフィックが改善された続編がリリースされています。それが、『The Book of Ra Deluxe』です。

とは言っても、シンボルはとても分かりやすく、そこまで見るに堪えないものではありません。インディジョーンズの元ネタである1940年代の冒険モノの雰囲気を良く醸し出せています。

ゲームプレイ

『The Book of Ra』はリール数5本ウィンライン数9本のスロットです。ウィンライン数は1本から9本まで変更可能ですが、どのラインをウィンラインにするかは選択できません。（変動率に影響はないのでご安心を）

基本的にはよくあるスロットです。しかし、10回分のフリースピンが獲得できる人気のボーナス機能や拡張シンボル機能が搭載されています。（詳細は記事の後半に記載）賞金倍増のギャンブル機能も搭載しています。

ギャンブル機能は従来の「赤」か「黒」かを選択する方式のものであり、賞金をもとに最大５回まで一か八かの賭けに出ることができます。変動率を増加させますが、還元率に変わりはありません。

気の利いた機能としては、『Book of Ra』はその時々の配当を記載したペイテーブルを表示します。何倍という表示ではなく、現状のライン数やコイン額を加味した配当が表示されるため、特定のウィンでどれだけの賞金を獲得できるのが一目瞭然なのです。

ワイルド、ボーナス、フリースピン

書物のシンボルこそがこのゲームの面白みを握っています。機能は３つです。スキャッター、ワイルド、ボーナスの３つ全てとして機能します。

ワイルドシンボルとしての書物シンボルは、ウィンライン上においてはどのシンボルとしてもカウントされます。

二つ以上の書物シンボルが出揃えば、スキャッターとしてベット額の数倍分の賞金が払い出されます（3つでは2倍、4つでは20倍、5つで200倍）。

書物シンボルが3つ以上で揃えば、ボーナスが発動します。ボーナスラウンドでは10回分のフリースピンが付与されます。

ボーナスラウンドでは、ランダムに特定のシンボルが選び出されることがあります。特定のシンボルが選び出された場合、１度目の賞金払い出しの後にそのシンボルがリール全体に拡張します。そして、追加分の賞金が払い出されます。

ベットサイズ、還元率、変動率

『The Book of Ra』の還元率は平均より少し低めに設定されています。スロットの製造元は理論上の還元率を92.13%だとしていますが、実際の還元率は95.18%だと報告しているウェブサイトもあります。

変動率は平均的です。平均して4回に1回ほどの頻度で賞金を獲得できます。頻度としては高いですが、賞金自体の金額は多くありません。

まとめ

『The Book of Ra』は素晴らしい機能を搭載したシンプルなスロットです。書物シンボルの多機能性やギャンブル機能があることでゲームプレイが面白くなっており、ボーナスを使用した高額賞金獲得の可能性はスリルを感じさせてくれます。

典型的なスロットとして続編も作られている業界で最も人気のあるタイトルの一作でもあります。

還元率は低くとも、プレイヤーからの人気は不動のものです。